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ゆきゆきて、神軍のもちのレビュー・感想・評価

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)
3.8
多くの人にはできないことをすぐやれてしまうリミッターの外れっぷりや怒りの放出量がすごい。正直、彼が言っていることや彼の思う正義は大いに理解できるし同意だなと感じることが多くて、でも懲役を受けるほどの加害も平気でするから人としてどう納得すればいいのかすごく困る。
当時の人も戦争のことを”そういう時代だったとか”、”そういう世の中の雰囲気に流されて”的なことを言ってて現代の人と感覚は変わらないんだなと思った。きっと現代の人が戦争の渦中に放り込まれて飢餓状態になったら同じことすると思う。
実際のところは全てパフォーマンスだったのかもしれないけれど、行動原理が一貫してるように思えて彼なら風穴を開けてくれるかもって思えてしまうカリスマ性を感じた。
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