ブタブタ

BLUE ブルーのブタブタのレビュー・感想・評価

BLUE ブルー(1993年製作の映画)
4.5
イブ・クラインの深遠な美しい青色「インターナショナル・クライン・ブルー」を使用した全編最後まで青一色の画面。
音楽そして詩。
それ以外何もなし。

デレク・ジャーマンは表現として映画を選んだのは何故何だろうと度々考えるのですが、特にこの『blue』は実験的・前衛的映像表現もここに極まれりと言った感です。

HIVで視力も殆ど無いなか作り上げたデレク・ジャーマン監督の「遺書」
クライン・ブルーは宇宙であり、更に宇宙の向こうの虚無であり、あの世である涅槃(ニルバーナ)の風景の色と言った意味もあるらしいですが、デレク・ジャーマン監督は自らの「走馬灯」まで自分で撮ってしまったのかなと思いました。
ブタブタ

ブタブタ