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BLUE ブルーのTOTのレビュー・感想・評価

BLUE ブルー(1993年製作の映画)
3.8
‪ブルー、ブルー、またブルー。
エイズによる合併症で晩年は盲目になりつつあった作家が、瞼の裏を想像と創造のスクリーンに変える。
独白と劇伴を耳に、全編イブ・クラインブルーに染まった画面を見てると、病と死に対峙する個人の姿がエモーショナルに立ち上がってくる‬。
‪自分と友人、愛した人を蝕んだエイズ、共に過ごした記憶、病床の痛み。
やがて消える世界を思い、目を閉じても眠れない夜に吐き出されるものが、静かに沈殿していく。
暗闇でタイマンで観るとやばい(素晴らしく良い)‬。
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