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怪人マブゼ博士のENDOのレビュー・感想・評価

怪人マブゼ博士(1960年製作の映画)
4.0
人物の心理描写などまるで無視して(恋愛要素もあるけれど洗脳による曖昧さ)畳みかけるように展開する物語。原子力ビジネスで来独したアメリカ人ヴァン・アイクが善人とは思えないし投身自殺未遂から瞳に狂気が宿るドーン・アダムスなど食えない。もうひたすらに人物が出し入れされ疲れ果てたところでアジトの場所が判明。後半の投げやりな切れ味は忘れ難い。敵を盾にしてやり返すインターポールのあいつ。車の中に置かれたカメラが回転して欄干の下に落下。素晴らしき手腕。そしてgadgetの魅力に尽きる。
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