サマータイムブルース

マジックのサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

マジック(1978年製作の映画)
3.7
コレはなかなかの掘り出し物でした
監督がリチャード・アッテンボローさん?ほほー、「ガンジー」の監督さんか、見てないけど・・・
てか、「ジュラシック・パーク」に出てきた大富豪ハモンド役の方でした!!
役者業、監督業、兼業されてるのね

アンソニー・ホプキンスさん、こんな若い時もあったんだ、妙に感動!!って当たり前だけど
調べたらこの時42歳らしい
この頃からこんな役か

売れない内向的な性格の手品師、コーキー(ホプキンスさん)は、一案を講じて腹話術人形(愛称/ファッツ)を芸に取り入れます
すると、それがお客さんに受けたのと、ファッツを通して何でも本音が言えるようなったので彼は人気を博します

ところが次第にファッツは自身で邪悪な意思をいだき、次々と人々を殺していくようになる・・・って、違ーーう!!
そういうホラー展開なのかと思っていたら、そこは違ってました
でも、そう感じさせる演出はすごく良かったと思います

人気が出てきたコーキーにテレビ局から出演のオファーが舞い込みます
テレビに出る前に健康診断を受けろ、と彼のプロデューサーであるベンは指示するのですが、コーキーはそれを頑なに拒否します
この時点で彼が自身をアタオカだと認識してるはずもなく、それを拒絶して逃げ出す理由がいまいち良く分かりませんでした

ある時、逃げたコーキーがファッツと奇妙な1人口喧嘩をしているところを追ってきたベンが目撃してしまい、彼はそれで全てを理解します
戻りたいというコーキーにベンはテストを出します
それは5分間ファッツを黙らせる事!!
コーキーはそんなの5年だって大丈夫だ、と余裕こきますが結果は不合格!!
このシーン緊迫して見応えありました
もう既にコーキーはファッツなしではいられない腹話術依存症という精神疾患に陥っていたのです(テキトー)

腹話術、てっきり別の声優さんがアテレコしてるのかと思っていたら、実際にホプキンスさんが技を習得して実演していたというから驚き
役者根性がすごい!!

そういえばいっこく堂さん、どうしてるかな