けんくり

サイレントヒルのけんくりのレビュー・感想・評価

サイレントヒル(2006年製作の映画)
4.0
灰と血と錆の美しい世界。
あのサイレンが鳴り響いた時の絶望感たるや。

グロテスクな世界観に負けず、
中身もかなりの鬱展開となっており、
だからこそ終盤はただただ溜飲が下がる。
盲信に取り憑かれた人間こそ悪魔なんだ。

これは日本のクリエイターの功績だが、
クリーチャーの造形が本当に素晴らしい。
特にレッドピラミッドシングの
とんでもなく恐ろしいのに、
不思議と惹かれてしまう魅力は何なんだ。