びぎR

ナイロビの蜂のびぎRのレビュー・感想・評価

ナイロビの蜂(2005年製作の映画)
3.5
2021/11/1に鑑賞
スパイ小説の巨匠 ジョン・ル・カレの原作を映画化。「妻テッサの死の真相を探る外交官ジャスティンが巨悪の陰謀に迫る。」と定番展開だが、身近な人間の裏切り、意外なところからの支援、などなど細工は上々って感じ。テッサの情熱、行動力、奔放さがアクセントになっている。アフリカの雄大な自然の映像美、それにマッチする現地の音楽が映画のテンポを作る。大手製薬会社のアフリカでの悪行がテーマだが、原作刊行当時(2001年)には実在したのだろうか?そして現在は?と色々考えさせるものがある。私の既読のジョン・ル・カレ作品と同じく、結末がイマイチすっきりしないのがモヤモヤする。
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