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殺人の追憶のtyapiokaのレビュー・感想・評価

殺人の追憶(2003年製作の映画)
3.5
思っていたより、単調。対称的だった刑事が歩みより、近づくのがよかった。刑事の取り調べがあまりに暴力的で、なかなかひどい。しかし、ひどすぎて妙なコメディ感があった。かなりもやっとする終わり方だが「普通の」という台詞と最後のハッとした表情は印象深い。主人公が自分には人を見抜く力があるといっていたからこその見つめるラストは積み重ねもあって記憶に残るのだろう。そういうドラマパートというか、繋ぎ方はさすがと思う反面、今一つ乗りきれなかった。最後の被害者の絆創膏はドラマとしてうまいな、と思った。
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