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地下鉄のザジのpunk親父のレビュー・感想・評価

地下鉄のザジ(1960年製作の映画)
4.0
ルイ・マルの名作ですね。観たことないけどタイトルは知ってる、って人は多いんじゃないかな。自分もその1人。たまたまBSプレミアムで放映していたので観れました。

内容はドタバタコメディで、ストーリーはあるようでないようなものなんだけど、そこかしこでオシャレで前衛的な当時のフランスが感じられる。いい意味で、団塊ジュニア以上の世代が持つ、これぞ憧れのパリのイメージが詰まっている。

オシャレ感がありながら映画自体は結構ぶっ飛んでると思うんだよなぁ。

ここのレビュー観てて賛否両論あるようだけど、スラップスティックコメディに何をそんなにストーリー性を求めてんの?って思ってしまうコメントが多くて驚いた。

60年以上前に、こんなにある意味アナーキーなコメディ作ってる自体すごいと思うんだけどな。
今の視点や価値観で観ること自体ナンセンスだし、映画はストーリーがないと!って思い込むことほどつまらないことはないと思うんだが。そんなこと言ってたら、「勝手にしやがれ」なんか観れないぞ(個人の意見です)。

自分にとっては十分インパクトがあって、刺激的な映画でした。
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