クリスマスも近いというわけでもないですが?珍しく昔観た恋愛物を3本借りてきました。その最後、一番地味な作品。それもビデオ。
戦後すぐのポーランドを舞台にした中年男女の恋。派手さは全くなく、質素な部屋のシーンが多いので雰囲気も暗い。ビデオだから画像も暗い。でも、またそこがいい。深い暗闇があるから「太陽の年」が光り輝くのだろう、、。
女はポーランドに母親とひっそり暮らす。男はアメリカから駐留でポーランドへ来た。
そんな二人が偶然出逢う。言葉も通じない二人のやりとりがなんともイジラシイ。そんな二人に戦後すぐのポーランドの複雑で悲痛な運命が影を落とす、、。
女は病気の母親を抱え、母親も、もう若くもない娘の先行きを心配する。少しは自分の幸せを考えても良いのに、決してそうはしない。抑えに抑えた選択。幸せなほんのひと時の思い出を胸に、、あまりにもせつな過ぎます。
熱烈な恋もファンタジックな恋もいいですが、たまにはこういう抑えた恋もいいものです^_^