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マンデラの名もなき看守のメルのレビュー・感想・評価

マンデラの名もなき看守(2007年製作の映画)
3.8
ジョセフ・ファインズのまつ毛に魅了されて追いかけた作品の一つ。
これもスクリーンで観たのに色々と忘れていて唖然とした。

ネルソン・マンデラの元看守が書いた本が原作になっている。
「白人は善で黒人は悪」と憚ることなく言ってのけ、夫の昇進に執着していた妻が少しずつ変わっていくのが興味深かった。
長い期間の中でマンデラの人間性に共鳴したのか、息子を失った共感からか、或いはプレゼントか…。

マンデラと親しくなるにつれて白人社会から阻害されていく夫婦の描写はリアル。

一番の感動はやはり肌の色を超えて友情を育んだ子供時代の心の柔軟性が主人公の中にしっかり残っていたこと。
子供の頃の環境って本当に人間性に大きく影響すると思う。

ただ一つ残念だったのはマンデラ役の俳優が余りに体格が立派で、27年も投獄されていた人間に見えなかったこと。

そして目的のジョセフ・ファインズの下まつ毛は期待を裏切ることなく長く華麗に存在してました(笑)
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