千年女優

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望の千年女優のレビュー・感想・評価

4.5
遠い昔のはるか彼方にある、様々な惑星の多様な宇宙人種が共存する銀河系。破壊兵器を備えた宇宙要塞デススターを用して圧政を敷く銀河帝国軍に反旗を翻した反乱軍。希望の光であるデススター設計図を巡る攻防を、正義の騎士ジェダイの資質持つルークの台頭と共に描くジョージ・ルーカス監督による大人気SF映画シリーズの第一弾です。

SFファンタジーの金字塔として映画史に燦然と輝く作品で、SFの定型のひとつであるスペースオペラという1ジャンルには留まらず、アメリカの西部劇から日本の時代劇まで幅広いジャンルの美点を取り入れた娯楽映画の到達点でもあり、その精神と技法は現在に至るまで様々なエンターテイメント作品に脈々と引き継がれることとなりました。

当時の映像技術やノウハウの限界を特にアクションシーンで感じる部分はあれど、独裁を敷く帝国に反抗するレジスタンスに誕生する正義のナイトという好感の持てるストーリーに、胸膨らむデザインの宇宙人やメカ、敵も味方も個性的で虜にさせる魅力を備えた登場人物と見所は絶えず、全ての夢ある人の欲求に応えうるマスターピースです。
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