Maoryu

人生、ここにあり!のMaoryuのレビュー・感想・評価

人生、ここにあり!(2008年製作の映画)
3.7
1980年代、ネッロはバザリア法により精神病院を出た元患者たちによる協同組合に着任する。病気の知識はなかったが、持ち前の熱意で元患者たちと新たな事業を立ち上げようと奮闘する。

精神疾患患者の描写がちょっとやり過ぎに見えたりして、笑っていいのかどうかためらってしまったが、このネタをコメディにしてしまうイタリアというお国柄に感心させられた。

みんなのセックスの相手を探しに行って、それを補助金で落とそうなんて無茶苦茶!
さらに語らず貫禄の理事長の姿は最高に笑った!

だが楽しいことばかりではなく、理解のない人々の心ない言葉に晒されて悲劇が起きてしまう。
自分達だけが“普通”で、対等とは思っていない人たちの哀れみの心が、ジージョを最も傷付けてしまったのだ。
あれは、“私は人種差別はしない高尚な人間”と上から目線で優越感に浸っている人々と同じに見えた。

最近になって日本でも、“個性を活かす”という活動が目に付くようになったが、海外は10年以上進んでいるということかな。
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