床ずれ

忘れられた人々の床ずれのレビュー・感想・評価

忘れられた人々(1950年製作の映画)
4.0
メキシコの貧民窟のリアルな映像と、そこでの子供達の残酷で絶望的な現実には、イタリアン・ネオリアリズムを彷彿させるが、子供の夢の幻想的なイメージはジャン・コクトー的な幽玄さがあった。保護施設に入れられた不幸だが優しい少年も、少年時代のアントワーヌ・ドワネルみたいだし、ブニュエルもちゃんと正統派な傑作が作れるのが偉い。
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