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さらば夏の光よのotomのレビュー・感想・評価

さらば夏の光よ(1976年製作の映画)
4.4
夏がないってのがミソ。緩やかな前半から締まってくる後半とで、良くも悪くも濃密、もしくは綺麗過ぎる脚本で上手い事まとまってる上、印象的なシーンも結構あるので地味な雰囲気ながらなかなか面白い。男と男と女の選択ミスで時既に遅しな青春で男目線だとかなりキツいやつ。きっちりボコられまくりつつ義理堅い美少年な郷ひろみに、露出はないけどロッテリアコスで問答無用で可愛いをかます秋吉久美子とで、しみったれた四畳半世界にあって非常に華がある。で、天才的な筒美京平の曲で締め。
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