あまり評価高くないけど見事な作品。「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミが監督だと思うと幅の広さになお驚く(追悼)。
主人公の過去や家族の状況などじわじわと判ってゆくサスペンスフルな脚本に、手持ちカメラでまるでホームビデオのようなライブ感。賑やかな夜を経て、一晩が過ぎ、何かが劇的に変わったわけでないけれど、少しだけ吹っ切れたような気分になる朝。
いや、重い内容なんだけど救いもあるから……学生時代の友人たちと久々に再開して、夜な夜な遊んで、ちょっとぶっちゃけた話なんかも告白したりして、少し恥ずかしいけれどさっぱりした迎えた翌朝のような、そんな経験を思い出しません?
セミ・ドキュメンタリーのような作風で臨場感あり。ん〜、もっと評価されてもいいと思うんだけどなー(笑)