『13日の金曜日 PART8ジェイソンN.Y.へ』(1989)
2024 251作目
ホラーシリーズの中でも特にユニークな作品です。舞台がキャンプ場からニューヨークへと移り、ジェイソンが都会の中で暴れる様子が新鮮でした。物語は、クルーズ船での恐怖から始まり、最終的にマンハッタンの街での壮絶な戦いへと展開します。主人公たちが直面する恐怖は、海を越えた大都会でも変わらず、ジェイソンの恐ろしさが際立っていました。特に印象的なのは、ニューヨークの風景を背景にしたシーンです。市街地の中での追跡や戦闘は、普段の雰囲気と対照的で、恐怖感を倍増させていました。また、キャラクターたちの描写も多様で、彼らの運命が観る者に緊張感を与えました。しかし、全体的にはストーリーの深さやキャラクターの成長には欠けていた感があります。それでも、シリーズのファンには楽しめる作品であり、新たな舞台でのジェイソンの恐怖が存分に味わえる一作です。