【父の日を機にレビューします。】
過去鑑賞記録です。
観たのはもう20年近く前で、かなりうろ覚えですがレビューしておきます。
今日は“父の日“👨👦ということで、
アンソニー・ホプキンス主演作の『ファーザー』はまだ観ていないので、レビュー出来ないのが残念ですが、😅
でも、今作『ライフ・イズ・ビューティフル』もなかなかの“父の日“映画だと思いますよ。
ただ、先に書いておきますが、
・父の日(6月20日)に観る映画としても良いですし、
・反戦映画なので、終戦記念日(8月15日)に観る映画としても良いですし、
・嘘をつく話なので、エイプリルフール(4月1日)に観る映画としても良いです。
映画雑誌とかで
「日本人が好きな映画ランキング」🗾みたいな企画になると、
『ショーシャンクの空に』
『ニューシネマ・パラダイス』
『LEON/レオン』
とかの名作と並んで、今作『ライフ・イズ・ビューティフル』は常に上位に名前が挙がる印象があります。
それぐらい人気の一作なので、
個人の好き嫌いは別にして、映画好きな方なら一度は観ておいて損は無いと思います。つまんなく感じても話題の種にはなります。🎬
※今回はラストまでネタバレします。
これから観るつもりの方は読まないことをオススメします。🙇🏻♂️
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【米国アカデミー作品賞にノミネートされたイタリア映画です。】🇺🇸🇮🇹
1999年の第71回米国アカデミー賞で作品賞ほか7部門にノミネートされています。
近年は『ROMA/ローマ』🇲🇽や『パラサイト/半地下の家族』🇰🇷みたいにアメリカ以外の国の映画が普通にアカデミー賞作品賞にノミネートされてますけど、当時はかなり珍しいと思いました。
主演男優賞に至っては、
名作『プライベート・ライアン』🪖のトム・ハンクスを差し置いて、
今作のロベルト・ベニーニが受賞しました。💮
ちなみに、
この年の作品賞は『恋に落ちたシェイクスピア』が受賞しましたが、よりによってあの作品のプロデューサーはワインスタインなので、
それも含めて
『プライベート・ライアン』🪖か『ライフ・イズ・ビューティフル』🇮🇹に受賞して欲しかったです。
(ちなみに『恋に落ちたシェイクスピア』は観てません。)🙇🏻♂️
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【フィクションとしての反戦映画です。】
今作に関しては、
「すごく泣けるけど、悲しすぎてもう一度観たいとは思わない作品」😭
みたいな事前情報を入れて観たんですが、
序盤はビックリするぐらいコメディでした。
初見時はそこに面食らいました。😅
“戦争とコメディの融合した作品“として、
今作は絶対にチャップリンを意識したと思いますが、🎩
逆に近年の名作『ジョジョ・ラビット』🐰は、今作を意識していると思います。
序盤のコメディ&ハートフルなくだりの寓話性はさておき、
「強制収容所に子供まで一緒に入れられるのか❓」とか、
「母親が望んで自分から強制収容所に入るなんてことが出来るのか❓」とか、
ちょっとナチスの時代考証的には本当かどうか怪しいので、あくまでもフィクションとしての反戦映画です。
でも、戦争の悲劇性はしっかり伝わりました。😢
戦時下で親が我が子を想い、必死になる姿って、それだけで観ていて痛々しいです。😩
あと、息子:ジョズエが単純に可愛いです。
『ニューシネマ・パラダイス』📽なんかもそうですけど、可愛い子供が登場する映画って
それだけで作品の文句を言いづらくなりますからずるいですね👶
それはそれとして、
今でもイタリアの子供と言えば、この2作品の少年の顔がパッと思い浮かびます。🤔💭
それぐらい、トト少年とジョズエは強く印象に残っています。
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【優しい嘘をつき通す。】
『ライフ・イズ・ビューティフル』=「人生は美しい」ってタイトルは、半分は嘘です。
「(実際はそうじゃないけど、)強制収容所みたいなつらい状況下ではそう思い込まないと生きていけない。」って意図もあると思います。😓
ただ、その逆で、
「どんな状況でも、自分の気持ち次第で人生は美しいものになりえる」
みたいにポジティブに捉えることも出来ます。😄
そして、今作の劇中で、
父親:グイドが息子:ジョズエに
「これはゲームだ。1000点溜めたら戦車が見れるぞ‼️」😄
って大嘘をつくんですが、
自分には、
ジョズエはそのゲーム自体が嘘だってことも途中から薄々気づいてきたと思います。
というか、戦車を見ることなんて途中からどうでも良かったと思いますよ。😅
で、その父:グイドの嘘が結果的に真実になって、戦車が来て大喜びしてハッピーエンド🎊
なんですが、😆
今思えば、あれってすごく皮肉なラストだと思います。😫
「勝者は戦車を見られる」ってルールが嘘だろうが、真実だろうが、
父親が必死で息子を守ろうとしたことが、何より重要な真実だと解釈しています。👨👦