えし

ライフ・イズ・ビューティフルのえしのレビュー・感想・評価

4.5
楽しく哀しい。

第二次世界大戦前夜、ユダヤ系イタリア人の主人公はイタリアの田舎町に引っ越して来るところから物語は始まる。
主人公はそこで出会った美しい女教師に恋をし、駆け落ち同然で結婚して一児をもうける。
時代が進み、戦争が色濃くなりナチスによるユダヤ迫害が激しくなり、主人公とその息子、そして妻も収容所に入れられ…

これ子持ちのおっさんが観たらあかん奴ですわ。
終始主人公は明るくつとめて、息子を不安にしないようにするんだけど、胸が苦しくて苦しくて。
収容所に入る前はテキトーな高田純次みたいな主人公やなーとか気楽に見てたのに、もうこんなに心揺さぶられるとは。

子どもの可愛さが逆に残酷さを際立たせていると感じた。父の愛の物語だった。
えし

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