ぷらすし

デスプルーフ in グラインドハウスのぷらすしのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

カート・ラッセル目当てで鑑賞。


開幕5分は女たちがドライブしながら特に意味なさげな話をしていて何だこれは…と思ったけど、一応セリフの中に伏線もあってその後のバーで回収されていた。

やっぱりカート・ラッセルは渋くてカッコいいなあ〜、女の子がお持ち帰り(?)されてしまうのも無理はない(´ ▽`)✨
「この車はデス・プルーフ(耐死仕様)」と言っていたから、はえ〜この車にいる限り安全だから悪い奴らからこの女の子を守るんすね、と思ってたら…耐死仕様なのは運転席だけで、こいつ殺人鬼だったんかーい!☝️💦
何気にカート・ラッセルが悪役の映画は初めて観た気がする。

酒場から帰る女たちの車にスタントマン・マイクが突っ込んだ時に、私の大好きな「アアーウ!」という音声(ウェルヘルムの叫び)が入っていて笑った。

そして14ヶ月後、次の標的となった女たち。
ああこいつらも死ぬんだな〜と思いながら見ていた。
ランチしながらずっと喋っていたシーンはおそらくノーカットだったけど、あの長尺でずっと4人でテンポよく喋り続ける女優さんたち凄いなあ。ご飯も食べながらだから、ほぼ一発撮りでは?

女たちが車の持ち主に「自分たちだけで試乗したい」と交渉している最中、リー(黄色いチアの格好の子)が椅子で爆睡してたのがウケた。

女たちが車の上でスタント遊びしてノリノリな所に殺人鬼マイク登場!とうとうあいつら死ぬのか…と思いきや、車の調子が悪くなり逃走するマイクに対して女たちは殺意マシマシで反撃に転じる!これは予想外の展開だ!めっちゃ面白いぞ!

序盤の渋さはどこへやら、撃たれた腕の痛みに悶え叫びながら酒で消毒するマイク。こいつ本当にスタントマンか?もしかしてフカしかな、顔見えないからバレる事は無いし…。
と、そこへ女たちの車が迫る!気づいたマイクが飲んでいた酒をブーッと吹き出す様は笑ってしまった。

最後、逃げ切ったと思い込んだマイクが高笑いしていた所に横から体当たりを食らって一瞬でどん底に落ちたのは、悪役とはいえとても可哀想で、切なかった。

無様に泣き叫ぶ演技もできるカートラッセル、やはり凄いぞ。

車から引き摺り下ろされ、タコ殴りにされるマイク。パンチが当たる瞬間のコマを飛ばす事でスピード感を増す演習いいぞ〜。

回し蹴りを喰らって倒れるマイク、飛んで喜ぶ女たち、そして唐突の「THE END」!
何かのネタかと思ったら本当に終わりだった。

最後はキムのかかと落としによりマイクの顔面粉砕。すり替えたダミー人形とはいえ、カート・ラッセルが演じていた人間の顔がぶっ潰されるのは見たくなかった気はする。
いやー恐ろしい映画だった。
ぷらすし

ぷらすし