にょこ

ディアボロス 悪魔の扉のにょこのネタバレレビュー・内容・結末

ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

これも好きだけど評価が低いんだなぁ
原作とちょっと違うらしいし、癖がある映画だからかな?

原題は悪魔の弁護人。

悪魔が法律家となり、有罪人を次々と無罪にして世に放っている。
富も名声も手にした社会のトップにいるような人たちが、弱者を踏み躙ってその位置にいる。悪魔じゃなくてもこうした人はいるよね、って観ながら思ってしまう。

今作は特に3人の演技に引き込まれました。

アルパチーノの演説、めちゃくちゃカッコ良かった。悪者なのに。なんだ、あのカリスマ性は。惹きつけられました。
最大の見せ場でしょう。

キアヌリーブスが野心家の法律家。
勝ち続けたい、けど小さな良心がブレーキをかけようとしてる、その葛藤して翻弄される主人公を嫌味なく演じてました。
どうしてキアヌリーブスって、嫌な奴とかでもこんなに爽やかなんだろう。

奥さん役のシャリーズセロンもとても美しいです。
一見、大都会に慣れなくて鬱状態になってしまったように見える悪魔の罠。その罠にハマっていく様、どんどん情緒不安定になる演技は凄かった。

次のターンでは逃げられるかな。
にょこ

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