聖地エルサレムを巡るキリスト教十字軍VSイスラム軍の、仁義なき戦い中世編。
単純な歴史戦争映画とは一線を画し、戦争が起きる背景からじっくり描かれている。
エルサレムの王もアラブの王も、政治能力が高く優秀で、2人のおかげでエルサレムは和平が保たれていたが、果たしてなぜ戦争が起きてしまうのか?
善人代表のような主人公の、良かれと思ってしたある選択も、実は戦争の火種の一因となってしまったりなど、戦争と平和の意味を否が応でも考えさせられる作品。
リドリー・スコットらしく、歴史スペクタクル巨編だが、やや娯楽性は薄いかも。
エヴァ・グリーンが雰囲気あって美しい。