のんchan

クリムゾン・タイドののんchanのレビュー・感想・評価

クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)
4.1
名作なのに初鑑賞💦
潜水艦モノにハズレなし❗️って言いますが、実にアメリカっぽい大作で、ずっと緊迫感漂っていて、その中にハマると抜け出せない、いや〜面白かった〜🌟

ロシアって国は今も昔も世界に危機感を与えまくっている嫌な国💢
チェチェン紛争をきっかけにし、ウラジーミル・ラドチェンコ率いる反乱軍が、大陸間弾道ミサイルの発射を厭わず日米に核攻撃すると脅迫した❗️これに対しアメリカ政府は原子力潜水艦「アラバマ」を出撃させることを決定する❗️

その艦長ラムジー大佐(ジーン・ハックマン)は25年間の実戦経験豊富な叩き上げの昔気質な男。そこにハーバード大卒のエリートで英明果敢なハンター少佐(デンゼル・ワシントン)を新たな副長に迎えて出港する。
共に過ごし様々な事が起きる中で、あまりのラムジーの傍若無人ぶりを目にしたハンターは、ラムジーの命令を服務違反として指揮権を剥奪、彼とその一派の将校たちを監禁する。海底で拳銃まで出てくる内部戦争が勃発する‼️


ラムジー艦長の正当性を高めるためには2つのポイントがある。
1つは反乱軍のミサイル発射までの時間が迫っていて、相手が発射する前に先制攻撃をしなければならない状況があること。
そしてもう1つは、アメリカは広島、長崎への原爆投下を正当化している。戦争を早く終わらせるための投下だったというのが言い分なので攻撃するのは必然。

ハンターはそれではロシアとの全面戦争が起きてしまうので、絶対に避けたい方針。
デンゼル・ワシントンは理知的で美形、この役にまたドンピシャ。

部下になる兵器システム将校のヴィゴ・モーテンセンは1番冷静で穏やかな人物。

補給担当将校のジェームズ・ガンドルフィーニはラムジー大佐に右倣えで嫌な奴だったけど、久しぶりに顔が見れて満足。

20歳そこそこのライアン・フィリップのデビュー作。


ラストに、結局ラムジーさん良い人じゃん❣️となるが...妻からも去られ、愛犬にしか理解してもらえない寂しさを後ろ姿で語ってました🥲
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