ユースケ

悪の教典のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

悪の教典(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

貴志祐介のサイコ・ホラー小説【悪の教典】を監督・三池崇史×主演・伊藤英明で映画化した本作は、【海猿】でくすぶっていた伊藤英明が全裸でサイコパスな本性をさらけ出し、試写会でAKB48の大島優子を嬉し泣きさせたマグニフィセントな一本。

みどころは、殺しのテーマ【マック・ザ・ナイフ】を合図にはじまる血塗れの卒業式。
澄んだ瞳でショットガンをぶっ放す伊藤英明も最高ですが(窓から身を乗り出して片手でショットガンをぶっ放すラストショットと責任能力ありませんよアピールするラストダンスは必見)、ショットガンで吹き飛ぶ活きのいい若手俳優陣のキレのいい死にっぷりも最高。はんだごてで穴だらけにされる染谷将太やナイフで喉笛を切り裂かれる林遣都も要チェックです。

更に、女の子は二階堂ふみも松岡茉優も菅野莉央(【ノロイ】の超能力少女の矢野加奈)も可愛いし、脇役は吹越満も滝藤賢一も山田孝之も濃厚だし、エンドクレジットで流れるEXILEもどき以外文句なし。

ちなみに、ドラマシリーズの【悪の教典 序章】を観ておけば更に楽しめますが、こちらのエンドクレジットで流れる曲もEXILEもどきで残念でした。