Ta

悪の教典のTaのネタバレレビュー・内容・結末

悪の教典(2012年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作も読み、映画も何回も観ました。

簡潔に申し上げれば、、
主人公のサイコパスさ(というより個人的には主人公の無感情さに思えますが、、)にゾッとする作品としては、邦画の中でも上にくるものだと思います。

原作では、触れられている部分が、
映画では、サラッと終わっている点は残念でした。
※ただ、ハリーポッターほどではないからご安心ください。

所見として。。
「殺人に対して、なんらの感情も持たずに実行していく様。。嘘をつくことになんらの感情を抱かない。日々の生活で作り笑いで誤魔化すこと。」
私個人はこれらの要素だけに絞れば、いや、殺人以外の要素については、現代日本人(いや、世界中の誰も)が、普通に行っていることだと思います。
事実として、劇中において終盤に至るまでは、主人公の人望(周囲を惹き付ける)、弁舌爽やかな様、頭脳明晰な点という要素のみで、主人公を見ていた人からは、すべからく高評価を得ています。
何が言いたいというか、私達の周囲にもこういった人々が、確実に存在しているだろうことに気づく瞬間、
ゾッとするわけです。

そんな実生活に密着したホラー映画なわけです。
少なくとも私にはスリラーやサスペンスというよりもホラー映画に思えるのです。
もしや、会社のあの人は、、、クラスのあいつは、、、なんて視点で本映画を観ると、面白いのではないか、、と本映画鑑賞済みの方に提言してみました。
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