見たぞー!長い!なんと三時間!
「怪奇」というのがぴったりで、現代のホラーの直接的な恐怖に比べると、奇妙な物、不思議な物、不可解な物が描かれ、そこにじっとりと恐怖がまとわりつく印象。
一本目の黒髪と、三本目の耳なし芳一が大好き。
あの黒髪の、音声をオフにして所々悲鳴や物音を選択的に再生する技法は素晴らしい。思い付かないけど、類例あるかな?
より主観的というか、確かに、恐怖のさなか「聞こえる音」と「聞こえない音」はあると思う。
耳なし芳一は、源平の戦の生々しさが素晴らしくて、あのシーンを長々とやってこそ後のシーン全てに迫力がある。
これぞジャパニーズホラーというべき映画。