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未知への飛行のアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

未知への飛行(1964年製作の映画)
4.3
歴史にそこまで詳しく無いので1964年という時期に民衆がどの様な家具を持ち、どの様な生活環境にあったのか、が見えない。
そして映画内では人々の生活や街並みは殆ど映らず、どこかの司令塔とデスクの中で永遠と対話を続けるだけである。
その間に映しだされるのは戦闘機の中での会話。混沌とする頭の中、話がややこしすぎてハッキリ言って私のオツムでは全て理解することは不可能。
しかし映画の最初から空虚さや想像などを上手く映像で差し込んで表現している様は、
ドリフの「もしも…コーナー」の様に「もしも司令塔施設の機械の故障が発生して敵国であるロシアに水爆を積んだ戦闘機が間違って攻撃を仕掛けたら?を2時間使ってシリアスなコントに仕立て上げた様な「まさに映画で可能な事」を表現しきっている。
「12人の怒れる男」を作った後にこの形での密室劇というアイデアやラストのカウントダウンの描写も見事。
ただ、登場人物含め映像も似たようなのが続くので何回も休憩しながら見た。

正直「博士の異常な愛情」もよくわからないまま観終わった印象しかないので近いうちに観ようと思う。
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