けんくり

アタック・ザ・ブロックのけんくりのレビュー・感想・評価

アタック・ザ・ブロック(2011年製作の映画)
4.0
ロンドンの町外れの団地。貧困層の不良少年たちが地球を侵略するエイリアンに立ち向かうSF映画。

エドガー・ライトが製作に入っているだけあって、ブラックなユーモアのセンスと、嘘くさいほどのスプラッター描写が楽しい。(ニック・フロストも流石)

ただユーモアのところが軽く笑い飛ばせない要素も含み、ドラッグや暴力、警察からの差別など、貧困層の少年たちが抱える問題が上手い塩梅に差し込まれる。

こういう逆境があるからこそ、彼らこそが「ヒーロー」なんだと。訴えかけてくる展開に胸が熱くなる。

短い上映時間でサクッと観られるし、出世株ジョン・ボイエガの少年時代が見られるのでオススメ。