サムカワ

卒業のサムカワのレビュー・感想・評価

卒業(1967年製作の映画)
4.0
行儀よ〜く
真面目なんて
できやしなかァた〜♫


見終えて感じるのは清々しさです!


中盤……いやかなり終盤までは「こんなやつのどこが良いのかサッパリじゃ!」と主人公には感情移入できない&女の気持ちが理解不能
故に 「何をみせられてんだよ」という思いが。

しかし!エンディングを迎える頃には不思議と爽快感が!

無神経男の暴挙もここまでくれば清々しい!!感情移入できるとかできないとか、そういうことを超越した何か!良かった!

また演出面で言えば、画角をかなり詰めて室内の状況等が把握しづらかったり(意図的)で、ベン坊やのテンパってる感を疑似体験できるのも秀逸!

映画文法ではあまり美しくないとされるズームも効果的に使って、詰まった画角からグイッと綺麗なズームアウトをしたり等
イビツなんだけど、どこか気持ちがいい。そんな画の連なりと、最高の音楽がマッチ!

確かに名作だよ!!

「小さな恋のメロディ」のサントラ買ったばっかで また買いたいのが増えた!
サムカワ

サムカワ