不死鳥の川

卒業の不死鳥の川のレビュー・感想・評価

卒業(1967年製作の映画)
3.5
口うるさい親に辟易しながらも自分の道を自分で決められない若者が様々な経験を通じて大人になっていく過程を描いたアメリカン・ニューシネマの代表作。

2022年144本目。5年ぶり2度目の鑑賞。
3.3→3.5

相当久しぶりに観ました。初々しいダスティン・ホフマンをお目にかかれますし、描きたいテーマもよくわかる、サイモン&ガーファンクルの挿入歌も素晴らしく、おまけにアイコニックなラストシーンまである。映画としてはなかなかよくできているのかもしれないですが、どうしてもベンに共感できないというか、気持ち悪い一面が感情移入を妨害しているような感覚です。

ただ時折見返したくなる中毒性はあります。実際に観直すのは5年ぶりでしたが、途中何度もこの映画が頭を過ったタイミングはありましたし、今後ももう観ないとはならない不思議な作品です。

Scarborough Fairが流れる中森の道を赤い車で進むシーンが何故か無性に好きです。
不死鳥の川

不死鳥の川