銀幕短評(#422)
「卒業」
1967年、アメリカ。 1時間47分。
総合評価 38点。
あっというまに からめとる。
前途洋々な甘ちゃんの青年が、年かさのおんなの慰みものになる。彼女には大学生の娘がいて、里帰りで彼に会う。はたして彼は。
ちょっと理解できないですね、かれらのすべてが。けっきょく、彼は孤独なんですね、幼稚なんですね、とても。だれからも相手にされない。ことばが届かない。
しかし、ああいう恋愛もありえないですね。お手軽すぎる。というか、肝心のプロセスがない。ラストシーンのためのお飾りにすぎない。こんなにひどい映画だったかなあ、忘れてしまっていたけど。
あの曲はいつ流れるかと楽しみにしていたら、それは映画の冒頭でした。+30点。