初鑑賞。めちゃくちゃ良かった。台詞は多くないのに、誰かが誰かを見る表情、目線の取り交わしで、愛しい気持ちや苦しい心情がすごく伝わってくる丁寧な映画。すごく好きだな〜
ストレートに気持ちを表し未来を見ているジャックと幼少期の経験からより保守的で自分を押さえ込むイニス。ふたりの20年をすごく丁寧に描いているのがすごい良いなぁと思ったし、その20年を演じきる主演の2人もすごい。君の名前で僕を呼んで、のシャツのやりとりは本作にインスピレーションを受けているんだろうか。そして雄大な景色がめちゃくちゃ美しかった。
作品公開から20年が経とうとしている今、時代は少しは前に進んでいるんだろうか、というところですね。法整備が全てとはいわないが、法で守れるもの、醸成される社会の意識があると思います。
ミシェル・ウィリアムズはこんなに若い頃からこんな難解な役をやっていたのか。のちに"思い悩む妻"を散々演じている所以はここにあるのかね…