人目も憚らずにあんなに泣くイーストウッドは、初めて見ました。
冒頭、殺された息子(イーストウッドの実子だそうですね)を埋葬するシーンですが、彼の出演作は数多く観てきましたが、あんなにわんわん泣くイーストウッドは、初めて見たように思います。
サンドラ・ロックは、ダーティーハリー4の時よりも線が細くて、いかにもか弱い女性という感じでした。
彼女を見守るイーストウッドの表情が穏やかで優しくて、ちょっと、キュンとしてしまいました。
あと、「カッコーの巣の上で」のウィル・サンプソンがインディアン役で出ていたのが、嬉しかったです。
人間模様やキャラクターの描写が丁寧な気がして、イーストウッド出演の西部劇モノの中では、「許されざる者」よりも本作の方が、個人的には好きかもしれません。