ワシ

マッドマックスのワシのレビュー・感想・評価

マッドマックス(1979年製作の映画)
4.0
ワシにとって“マッドマックス”と言えばコレ。
もう何度観たかわからないな。
さすがにそろそろ飽きるかな?と思ったが、ぜんぜんそんなことなかった。
物語は単純で、警察と暴走グループの対立のお話。
暴走グループへの怒りが高まり、復讐に燃える流れは素直に盛り上がる。
バイクも車も直線道路を走ってばかりだけど、荒野のハイウェイを疾走する感じとか、唸りを上げるエンジン音とか、やはりテンション上がっちゃう。
作中のカーアクションなんて、ほとんど事故でしょ。
本作の撮影当時のカースタントは、恐らく度胸一発勝負の超危険なものだったと想像する
(もちろん当時なりの安全対策は必須)
そのヒリヒリしたスリルが映像からビンビン伝わってくる。
とにかくモノをぶっ壊すのはわかりやすくて、単純に「スゲェ!」って思っちゃうね。
細かい部分に目を向けると、映像を歪ませたり光を差したりして、シーンの繋ぎや場面転換に特徴あるよね。
他にもマックスと隊長が階段で会話するシーンをはじめ、高低や奥行きを意識した立体的な映像作りもおもしろい。
低予算かつ荒っぽいイメージの作品だけど、いろんな工夫が詰まってるんだなぁ。

余談だけど、あの階段のシーンの隊長の格好ってなんなんだよ笑
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