チッコーネ

恐怖の足跡のチッコーネのレビュー・感想・評価

恐怖の足跡(1962年製作の映画)
3.2
冒頭から低予算は伝わるが、撮影は非常に細やかで編集にもほとんどガタつきなし。
廃墟を活用したロケも幻想的で良い。
短いランニングタイムの割にクライマックスまでの道程は長いが、特殊技術を用いずとも悪夢は醸成可能と、後世に示している。
ペギー・リプトンによく似たヒロインはスタイルや姿勢こそ悪いが、お顔は『反撥』でのドヌーヴも彷彿とさせる美しさ。
淑女然としながら反社会的、という性格設定も面白い。