Nao

恐怖の足跡のNaoのレビュー・感想・評価

恐怖の足跡(1962年製作の映画)
4.1
色んな想像と解釈が出来る面白い作品だった。
低予算というだけあって、場面が切り替わると、え?どうなったの?というようなシーンは多々あった。
とはいえ、演出的には謎の男をどことなくフランケンシュタインを模範としているようでもあり、それを一歩先の新たなキャラクターとして生み出したような感じがした。
更にそれをまた一歩先へと進化させたのが、ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビなのかもしれないと思った。
何故最初は普通に人と話出来るのに終盤で急に出来なくなったんだろうと考えた。
始めから全て幻想だったとか、一部の人間は皆分かってたとか、考えれば意外と奥が深い。
あと、距離感を感じられる恐怖を掻き立てる音楽が良い。
Nao

Nao