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魔性の香りの一のレビュー・感想・評価

魔性の香り(1985年製作の映画)
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素晴らしすぎます。石井隆の漫画家らしい脚本上のイメージを池田敏春が見事に映像にする。冒頭の川に身投げしようとする天地真理のロングショットから、線香花火、水浸しの編集部、最後の屋上まで、もちろん石井隆の雨も、美しいシーンの数々。人が人を信じることは何故にこうも困難なのか。悲しすぎるエンディング、こうなるとわかってはいても感動に震える。ジョニー大倉ステキすぎ!地元も地元な都電荒川線早稲田駅が懐かしかった。
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