のりまき

アイ・カム・ウィズ・ザ・レインののりまきのレビュー・感想・評価

-
キルストの磔刑をモチーフとした野心作・・・と言いたいところだけど、うーんな作品。
イーサン・ホークのパートは『羊たちの沈黙』+『地獄の黙示録』だし、イ・ビョンホンのパートは『シクロ』の焼き直し。木村拓哉は・・・。(でも眼球と唇に蛆を這わせた度胸は買う!)
緑は濃くて美しいけれど、街は王家衛の二番煎じ臭い。
素材的には面白いのにどうしてこうなっちゃったんだろ。
女房Loveは相変わらず、洗髪、ラブシーン、投薬。しかし最早あの木彫りの卵のような美しい存在ではなく、生身になっていて痛々しい。
しょうもないヤクザはトニー・レオンよりイ・ビョンホンのほうがハマっていた。
音楽のセンスは相変わらず素敵で加点。
のりまき

のりまき