アイスホッケーの試合中のスタジアムがテロリストに乗っ取られる、というヴァンダムを主役にした「ダイ・ハード」的な内容の映画。「ファイナル・スコア」って映画が似たような趣向だったね。私は「ファイナル・スコア」を先に見ちゃったけど、スタジアムで「ダイ・ハード」ってアイデアはこの「サドン・デス」の方が先発。趣向は似ていても、ちゃんと印象の違う映画として見られるのが面白い。テロリストの犯行の目的や手段はちょっと荒っぽい気がせんでもない。しかし試合の進行とともに事態が変化していくのはサスペンスあり。主役のヴァンダムに銃器を持たせるのをかなり控えめにしているのが特徴。徒手空拳で戦わせたり、スタジアム内部の有り合わせのものを工夫して、武器にするのがなかなか楽しめる。また、スタジアムというロケーションを、効果的に見せようとする姿勢が良い。ヴァンダムにホッケーの試合に出させて、ちょい活躍させてみたり、サービスしてくれてるのも好感。
