モルダー

ゴースト&ダークネスのモルダーのレビュー・感想・評価

ゴースト&ダークネス(1996年製作の映画)
3.3
実際に、19世紀末のイギリス領東アフリカ(現ケニア)において、
約140人もの人間を殺したとされる2頭の人喰いライオンの話を基にした、猛獣パニック映画。

2頭の雄ライオンが未開の地を開拓する人々を襲う恐怖、2頭とハンターたちの壮絶な闘い・頭脳戦が面白いが、開拓者たちのヒューマン・ドラマ的な側面もある。
アフリカではお馴染みの麒麟や河馬といった動物たちも映し出される。
特にライオンは、アップや見え隠れする感じのカメラワークや編集の仕方で撮られており、
それがゴースト(幽霊)の様な、ダークネス(闇)の様であり、
ライオンを、現地の人たちが恐れる超自然的な存在にさえ映し出しているのが上手い。
CGでは出せない迫力のある実際のライオンはもちろん、
アフリカの雄大な大自然も見所で、映像資料的にも価値のある作品と思う。
あと、故ヴァル・キルマー、現渋おじのMダグラスというキャストが豪華だな~
モルダー

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