Bobsan

チェンジリングのBobsanのレビュー・感想・評価

チェンジリング(1979年製作の映画)
5.0
ラッセル・ハンターさんという作家が体験した怪奇現象を元にした作品ですね。どんな体験だったかは映画とほぼ同じだそうです。びっくりですね。
序盤で、ピアノを弾いていたジョージ・C・スコットが席を離れた後、ひとつだけ調律が悪かった白鍵が正確な音でひとりでに鳴るところがとても怖かった。
交霊会のシーンも怖い。霊能者のおばさんが霊の声を聞きながら自動筆記などをしていると、徐々に様子がおかしくなってきてそばに置いてあったガラス瓶が吹っ飛んで割れる。
後でその時の様子を録音したテープを聴いてみるとその時には聞こえなかった子供の悲しげな声が録音されている。
これらの静かな怪奇現象の謎が全て明らかになったクライマックスで屋敷は業火に包まれます。
なんとも哀しみに満ちた、切ないオカルト映画ですね。
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