ロビン

何がジェーンに起ったか?のロビンのレビュー・感想・評価

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)
3.8
とにかくラスト10分でヤラれる作品。
ラスト10分で評価爆上がり!
それまではただひたすらイライラさせられて、胸糞な気持ちにさせられ続ける。
このラストが無かったら正直かなり低い評価になっていた。
それだけこのラスト10分のインパクトは半端ない!

何故自分を車で轢いて下半身不随にした、あんなクソな妹ジェーンに対してブランチは、なんでこうも下手に出て見捨てずに一緒に暮らしていたのか。
そこがずーと引っ掛かっていたのだけれど。。

始まってからほぼずっとジェーンによるブランチへの鬼のような仕打ちが続く。。
ブランチが可愛いがってた小鳥の丸焼きや、ネズミの丸焼きを食事として出す鬼畜でサイコなジェーン。。
挙げ句の果てには食事も与えられず、縛りあげられてどんどん衰弱していくブランチ。
しかしながら、虐待し続けるかと思ったら一転して二重人格者のようにブランチに助けを乞うたりしてジェーンの不気味なメイクも相まって、そのサイコっぷりが半端ない。

【ネタバレ】
  ↓











あの黒人のお手伝いさんが気の毒でならないけど、もっと早く色々と手を打てなかったのかなと思ってしまう。。
そして、実際にはジェーンはブランチを轢いてなかったという衝撃の事実からの、ラストの浜辺で怪奇の目で見る群衆の中、まるでファンに取り囲まれたかのように笑顔で踊るジェーンに哀れみを感じると同時にゾッとさせられる。。
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