タカナリ

グレートマジンガー対ゲッターロボのタカナリのレビュー・感想・評価

3.5
東京上空に謎の円盤が出現。円盤から放たれた宇宙怪獣ギルギルガンは、東京中の鉄を食べ始めた。
被害を食い止めるため、グレートマジンガーとゲッターロボが出撃したが、両者の関係は良好ではなかった。 

マジンガーの映画としては3作目。
永井豪原作による2作品「グレートマジンガー」と「ゲッターロボ」のクロスオーバー作品。
タイトルに「対」とついていますが、直接対決はもちろんありません。ですがあながち間違いではなく、両者は“どちらが早く怪獣を撃破出来るか”を競っています。“そんな事してる場合か”って感じですけどね。その辺りはまだまだ子供に思えましたね。

そんな両者の共闘の橋渡しになったのは、大人である両博士です。“このままではいけない”と感じ、両博士が対面で作戦を話し合い、パイロットの少年達はそれで協力関係を構築します。最初は協力に反対しますが、ちゃんとしっかり叱責されます。これでいつまでグチグチ文句言わずに分かってくれるの良かったです。本当は協力したかったんでしょうね。意地張って言えなかっただけで。
パイロット達に非常に好感が持てました。

宇宙怪獣ギルギルガンが思ったより強敵でした。最初見た時は雑魚だと思ってましたけど。
だけどグレートマジンガーとゲッターロボを圧倒し、まさかの三段変身。最終形態になった時は少し絶望しましたね。
だけど、強そうなのは見た目だけでした。第一第ニよりも強さは感じませんでした。
デカくなったのが仇になりましたね。

30分という短い時間ではありますが、結構濃い内容でした。
私自身マジンガーもゲッターもあまり知りませんでしたが楽しめました。

ゲッターの変形は相変わらず不思議。