けろ

ソラニンのけろのレビュー・感想・評価

ソラニン(2010年製作の映画)
4.1
今の私には刺さりすぎるほど刺さる映画だった。自分の未来が見えなくて死にそうな若者に見て欲しい。

描かれるの20代半ばの男女たち。
主人公は会社員。
彼氏はフリーター。
友達は実家を継いだ。
後に主人公は会社を辞めて無職になる。
誰一人自分の人生に納得していなかった。
健康でも、病気でも、夢があってもなくても、正社員でも、無職でも。
将来への不安はみんな抱えてるんだって思えた。
みんな迷子になるんだ。
私だけが特別なわけじゃない。ひとりじゃない。

自分が選んだ道を生きててさえ、きっと
大半の人は人生に納得なんてしていない。
そんな中でみんな苦しんで、時々は笑いながら生きてる。
ただ生きてる。
それでいいのかもしれない。
それだけでまじムズいし、まじ凄いから。

「意地でもやり続ければ、そのうち何かが見えるだろ」
けろ

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