けろ

映画 聲の形のけろのネタバレレビュー・内容・結末

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

石田がタグを立てるタイプってところが、まず気になった。この映画のそういうとこ好き。

出てくる役の子達が一人一人、設定がリアル過ぎて、、、凄い。この映画ほど普通って人は誰一人居ないって感じさせてくれたものは無いかも。あれだけ短時間で個々の性格を感じさせるのは凄い。

どの子の気持ちも理解は出来て、いい所も悪い所もあるなって。失敗もするし、苦悩もある。時には、「自分は死ぬべきだ」「自分を殺してしまいたい」と思う人がいる。私もそうだ。自分のダメなところや病気の苦悩で死なせたくなる。でも、死んで償わなければならない程の、失敗や特性、病気なんて、この世にはないのかもしれない。

「自分のダメなところも愛して進んでいかなくちゃ」というセリフが心に残った。それってすっごいすっごい難しいよ。だけど、死は必ず迎えるんだから、それまでは、生きるのを手伝い合いながら生きよう。失敗しても、病気の自分に幻滅しても、私頑張るよ。

最後の石田の様に、自分を許せる瞬間、受け入れられる日が私にも、そして多くの苦悩を抱えた人にも必ずやって来ますように。

「?」
いい意味で謎な描写が多かった。私はそれを理解したいと思った。人の個々を理解したいと願うような感覚で、この映画から感じられることはもっとあるはずだと思った。そこも好きだった。また観よう。
けろ

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