ミント民

ヒミズのミント民のネタバレレビュー・内容・結末

ヒミズ(2011年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

どんなに好きな演者の作品でも、暴力シーンが割と頭に焼き付きやすいタイプだからだいぶ躊躇してきた。
でも見た。
見てよかった。こういう気持ちをカタルシスされた気持ちって言うのかな。この気持ちに見合う言葉があったとしても、それを使いたくないくらい、すっきりした。
見終わって、大きく息を吸った。

私は「どう生きたいか」の輪郭を描けそうな気がした。

震災から10年も経っている。
この映画は震災から時が経つほど、「震災を忘れてはいけない」という人達が「震災を忘れられない」人達に感情移入するようにできてる気がした。そこには良い意味も悪い意味もある。

誰かへ触れることの難しさがワンシーンごとに詰まってた。

「がんばれ」は言えばいいってもんじゃない。
茶沢さんのような、他人事に聞こえない「住田がんばれ」を言える人になりたい。
ミント民

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