〈 幸福が有限の資源だとすれば、君の不幸は余剰を一つ産みだした。その分は勿論、ワタシが頂く 〉
はじめての園子温。
はじめての二階堂ふみ。
原作をまだ読んでいないが、本作品ではきっとずいぶん違うものになっているのではないだろうか?
正直、すごく強烈過ぎて、どうとらえてどう消化していいのかわからないのだが、とてもパワフルで刺激的な作品だったとは思う。
染谷翔太も、だらだらと不快な内容がつづくなか、嫌じゃなかった。
むしろ、他の誰でもちがっていたように思う。
二階堂ふみは〝怪演〟とでも呼べばいいのだろうか?
凄い役者が現われた。
あえていうなら、「 バッファロー66」に近いのかな?
あのヒロインも天使だった。
ラストには、本当に救われた気がした。
どうぞ、その心を抱きしめてあげて下さい。
一生懸命、生きようとしているキミの心を。
大切に可愛がってあげて下さい。
まだ始まったばかり。
「 がんばれ〜スミダ〜!がんばれ〜スミダ〜!! がんばれ〜