松岡茉優

首の松岡茉優のレビュー・感想・評価

(1968年製作の映画)
4.1
前半はそこまでだったが後半から最高。大久保正信がとにかくヤバすぎる。どこでもタバコをふかし、仕事が終わるとうまそうに鍋を食い、基本喋らないのにいきなり変なこと言い出すのが最高。小林桂樹も中々狂っていたが、大久保正信が出てきてからはそっちにしか目がいかなくなる。
お堅い感じの話なのに首を切り取りにいくシークエンスとそれを持ち帰るシークエンスとか超面白い。電車内の下りとかかなり天才。「生首を運んでます」「そんなバカげた話があるか!」みたいなやり取りも素晴らしかった。生首の空襲のショットとか結構強烈だし、『二人の恋人』を観た時にやばい監督だと思ったが、森谷司郎はやっぱりヤバい監督だった。今年は森谷司郎掘り下げたい!
松岡茉優

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