子供の頃、「釣りバカ日誌」と「男はつらいよ」を観るようなおっさんにはなりたくないと思っていた。
毎年のように一方的に「あの国民的作品の最新版!」みたいなテレビCMがやっていたからだ。
はいはい誰も興味ないですからっ、て冷ややかな気分になっていた。
しかし、数十年が経ち、TSUTAYAの棚に並んでるパッケージの前に立った時、まるで呼ばれるかのように手にしてしまった。
そして観ると案の定裏切られた。
つまりおもしろかった。
これがおもしろいと感じるくらい自分もおっさんになったということを実感した。
「釣り」という人生を賭ける趣味があること。
はまちゃんの夫婦生活が楽しそうなこと。
これだけで観ているだけで幸せな気分になれる。