狙ったことが成功しているかっていうと必ずしもそうじゃないし、
面白いかっていうと、そうでもないし、
でも、1967年当時にしては、
かなりチャレンジ的な作品だったんじゃないだろうか。
その意気込みは買います!
テーマはシンプル!「夫婦愛」
登場人物はほぼ2人。
夫婦の会話の中に、多少
仕事や子育てや社会的見解などの相違が
出てくるものの、それは話のきっかけであり、
大部分は、「愛してるor愛してない」
と夫婦としての男女間の問題が語られる。
しかも、場面のほとんどがバカンスか、ドライブ中、
その中で、4つ?5つ?の時制が、アットランダムに流れてくる。
僕はある程度、それに対する予備知識があったので、対処できたが、
知らないで、普通のラブロマンスものだと観ると、混乱するかも😃
時制の移動には、人物のある大きな動作、例えばベッドに飛び込むとか、ドライブ中の車とか、その都度キーになっているものも変わり、それはそれで面白い。
と、技術面や焦点の絞り方とか、なかなか面白いとは思うんだけど、
肝心の、「いつも2人で」いるこの2人に
愛着が湧いてこない。
まあ、離れても、くっついても、どうでもいいっとしか思えなかった。
あえてドライに作ったいるところもあるのかもしれないけれど、
それにしては、あまり中途半端なテーマ曲が感傷的に何回も流れたり、やたらとキスしたりと、、アンバランスな感もあり、
しっくりこなかった。
オードリーはこの時37.8歳。それにしては
若くて綺麗だけど、最高美時代を知ってるからちょっと比較しちゃう。(^◇^;)
相手役のアルバート・フィニーは、確かこの後「オリエント急行〜」で、ポアロを演じたのかな、名優だと思うけど、
ロマンス映画には似合わない気もした。
そろそろ、新作みたーいっ、
新しいのをみた〜い!